2023年度全青連基本方針
全青連会長 木島一哉
 昨年度を振り返ると、ロシアによるウクライナ侵攻に始まり激変の年でした。気候変動や天候不順に端を発し世界的な人口増加や新興国の需要増大などが拍車をかけていた原材料価格の高騰は、ウクライナ侵攻の影響やエネルギーコストの上昇、円安の進行などが重なり、我々のパン産業にも大きく影響を及ぼしています。それにも増して、人手不足、人材不足は深刻さを増していることと思います。
 一方で、2020年より続いているコロナ禍は、第7波、第8波と猛威を振るい新たな変異株の流行も懸念されるなど、決して収束に向かっているとは言えない情勢ですが、規制や行動制限は緩和・撤廃され、人の流れはコロナ禍前にはまだまだ及ばないまでも、確実に戻ってきております。着実にウィズ・コロナの社会へと移行しつつあります。
 こうした流れは、今年も間違いなく続いていくでしょう。そして、我々は現在、大きな変革の時代にあり、大きな社会環境、経営環境の変化にさらされているのは間違いありません。
 全青連役員の皆様をはじめ、全パン連加盟団体のみならず、関係団体様にもパン産業を盛り立てていくためにも、お知恵をお借りし、お力添え頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。

 つきましては主な事業展開を下記の通り行いたいと思います。

リテイル委員会
①2023全日本親子パンフェスタ(仮称)の実施
②第六回ベーカリー・ジャパンカップの準備
③各都道府県パン組合青年部のリテイルに関する情報収集

給食委員会
①学校パン給食国内産・減塩対応メニュー検討
②学校パン給食推進協議会活動のサポート
③各都道府県パン組合青年部の学校給食に関する情報収集

総務委員会
①会員を対象とした企業環境に係る研修の実施
②官公庁及び関係団体との渉外業務
③全パン連HP内の全青連情報の運営管理